むし歯予防のフッ素を知るソコカラ考える
歯磨き粉には、当たり前の様に「フッ素」が入っていて、保健センターでの乳幼児検診では当たり前の様に「フッ素塗布」が行われています。
しかし、小学校で行われているフッ化物洗口をきっかけに、むし歯予防のフッ素利用には賛否両論ある事を知り、そこからいろいろ考えて、この「当たり前」に疑問を持つようになりました。
ここで少しでも何か伝えていけたらと思っています。
私には子どもが3人います。
町の保健センターで行われる乳幼児健診時には、当然の様にむし歯予防の為のフッ素塗布をしてきましたし、第2子第3子が生まれるにつれて、フッ素塗布にもなかなか参加出来なくなったので、個人的にフッ素のスプレーを購入して使用していました。
長子が小学校1年の冬に、学校でフッ化物洗口が行われるという事で、教育委員会より保護者宛のアンケートが配られました。
当初は、学校で無料でフッ素利用によるむし歯予防が受けられるなんてありがたいと思っていました。
しかし、そのアンケートの中に「日本弁護士連合会など様々な主張がある事を知っていますか?」という項目があり、疑問に思い調べると、日本弁護士連合会が
「集団フッ化物洗口・塗布の中止を求める意見書」
を出していて、安全とされる一方で危険性や害作用も指摘されている事を知りました。大変驚き、また、大変後悔しました。
フッ化物洗口をする・しないは希望制ですが、賛否両論両方を十分に説明した上での希望制であるべきです。
しかし、教育委員会からの説明では有効で安全である事しか伝えられておらず、危険性や全身影響の懸念こそ説明されるべきですが説明されず、アンケートで日本弁護士連合会の記載がほんの数行提供されただけです。
したがって今現在の1、2年生の保護者にはそのアンケートさえ配られておらず、日本弁護士連合会の情報さえ提供されていない事になります。
そして、そのアンケートの「様々な主張」があるのを知っていると答えたのはわすが19%で、残りの80%の保護者には、その後も何も説明はされておりません。
保健センターでは1歳半から当たり前の様にフッ素塗布が行われ、私も何の疑問も持たずに知識も無いまま子どもにフッ素塗布をさせてきました。
しかし、それが保健センターではなく「公共の場」ではない施設で行われていたら…フッ素とはそもそも何か、安全なのか、自分で調べ、考え、そしてする・しないの判断がきちんと出来たのではないかと思うのです。
「公共の場」である「学校」で行うとはそういう事だと、私は思います。