保護者に伝えたい事
さて、いろいろ調べて考えた上で自分の子どもにはフッ化物洗口は希望しないと決めました。
子どもにも「むし歯予防のフッ素は、安全で大丈夫ですよっていう人と、身体に害があるかもしれませんよっていう人がおるんよ。お母さんはあなたにはさせたくないけど、どうする?」と尋ねました。
子どもは「しない」と答えました。
しかし、こんなに長年世界中で議論されてきて(私も調べるまで全く知らなかったのですが(^^;))子ども達の安全と健康に関する重大な問題であるにも関わらず、行政から保護者にはフッ化物洗口の危険性については伝えられていません。
九重町の議会でも、賛成・反対にわかれて大激論だったと聞きました。
行政も賛否ある事は知っている。
教職員労働組合さんはずっと反対してきました。
先生方も賛否ある事は知っている。
「自分の子どもにはさせたくない」
「クラスでフッ化物洗口しない子がうちの子1人だけだったとしてもさせない」
そんな教職員の方もいます。
賛否ある事を知っている人は、する・しない がきちんと選択出来ている。
知らない人は、何も知らないまま…
おかしい。
賛否両論ある事を保護者に知ってもらいたい…と思うようになりました。
フッ化物洗口の問題点をまとめたチラシをネットで見つけ(北海道下川町の保護者グループが作成したもの)、このチラシを九重町の全小学校の保護者に配る事をとりあえずの目標としました。
最初は、児童の一斉下校の際に校門前で配らせてもらおうと考えましたが、いろいろと問題があり出来ず…近所のポストにポスティングしてみたりもしましたが、何だかかえって怪しいし(笑)?きりがないので諦めてしまいました(^^;
九重町の小学校でのフッ化物洗口の導入は、九重町の議会でも反対・賛成にわかれ、1度は予算がおりないと決まったほど議論された問題でもあります。(他の市町村に比べると九重町はとても慎重なんだと、いろいろな方からよく聞きました)
町報に、議会でのフッ化物洗口の議論の記載があった事を思い出し、反対していた議員さんに連絡をとってみたら、快くお会いしてくださる事になりました。
その議員さんと、議員さんのお友達でフッ化物洗口の問題に詳しい元養護教諭の方と、私と3人でお話する機会を作ってくださいました。
議員さんも、元養護教諭の方も、私と同じようにフッ素利用に対して、子どもの健康と安全を真剣に考え、心配してくださっていました。
同じ思いを持つ方達と出逢えて、とても勇気づけられました。
元養護教諭の方から、学校の先生へと繋いでくれて小学校のお母さんの会で、他校の小学校の保護者にも呼びかけて「フッ化物洗口について」を議題の一つにしてくれる事になりました。
フッ化物洗口について書かれた下川町のチラシを配り、フッ化物洗口についての問題点を皆で考える事が出来ました。
フッ化物洗口について全く疑問に思ってなかった保護者、疑問に思っていた保護者、先生方、十数名の参加でしたが、参加した保護者には、この問題についてちょっとでも問題提起出来たのではないかと思います。
賛成、反対、する、しないは別として、こうして議論して、いろいろな意見を知る事がとても大切だと思います。
後日、自分の小学校で、お母さんの会の報告という事で、下川町のチラシを保護者に配って頂けました。
そして、お母さんの会に参加してくださっていたある他校の保護者が、校長先生に許可を取った上で、下川町のチラシをその小学校でも保護者に配ってくれた事を知り、大変嬉しく、大変ありがたく思いました。
こうした人達に出逢えて、私は本当に何てラッキーなんだと思っていましたが、更にラッキーな事が起こるのです!!?
つづく